<第92回目>療育の為に筋トレする理由

療育のために筋トレする人 トレーニング

みなさまお疲れ様です。

今日は療育が進み、ある程度トレーニングができるようになった方向けです。

というか、そうじゃないとそもそもやる気が出ないハードな筋トレの話なので、心に余裕があるときに試してください。

ぶさえもんはちょいちょい筋肉ネタを持ってきますが、これは一応訳があります。筋トレをやることが鬱を治すとか短絡的なことを言いたいのではなく、筋トレは「精神的に我慢したり、本気になるための練習」なんですよ。

人は長く生きてくると、良くも悪くも自分の器を知るようになります。何かを試す前から「このぐらいならできるだろうな」とか「これ以上は無理だな」というようにある程度想像がつくようになります。これは仕事でも人間関係でも、副業でも趣味でも同じです。

もちろん自分の向いてないことを無理してやれというのではありません。ですが、それが好きなことだとしても、ある程度情熱が覚めてしまったらもう二度とそれ以上の段階に進もうとしなくなります。理由づけは簡単で、忙しいからとか、これ以上は疲れて楽しめなくなるからとか、いくらでも答えることができます。

でも、せめて好きなことに関しては突き抜けてやる努力を一度はしたほうがいいと思います。本気になったことが一度もない人と、一度でも骨も残らないほど努力したことのある人とでは、人生の質が変わると思うんです。

僕自身は小さな経験しかありませんが、自己紹介で話したように、学習障害とADHDで高校まで全く勉強ができませんでした。古文は14点とか、数学0点とかザラでした。全科目の合計点が100点に満たなくて、どの科目の点数のことか聞かれてしまうほど成績が悪かったです。

でも精神科医の和田秀樹先生の著書「受験は要領」を読んで実践することで、半年で予備校の文系クラスで1位になりました。できない自分なりに、あの時は「本気」だったのかなと思っています。あまりにもまっすぐ走りすぎて、ふとまわりを見たら誰もいなかったような感じです。

 

<参考書籍>おすすめ書籍:受験は要領

もちろん、大学に入ってからもASDのおかげで何度もバイトをクビになったり、人間関係を壊してしまったりしましたが、いつも何となく立ち直れてきたのはこの経験が大きかったのだろうと今になって特に感じています。

「物事にはかならず正しいやり方があり、正しい努力を死ぬほど繰り返せばかならず報われる。それでもダメなものは向いてないんだから仕方ない」

自分なりの行動哲学というか、行動理念というのはどんな小さなことでも本気になったことのある人間にしか見えてきません。どうせ人間はいつか死んでしまうのだから、好きなことで本気になってから死にたいじゃないですか。

 

でも、だれでもそんな簡単に本気になれる何かを見つけられるわけじゃありませんよね。もちろん分かりますよ。

 

だ・か・ら筋トレなんですよ!  例えば腕立て伏せならだれでも家でできるし、きつければやめたっていい。でも中途半端にやるくらいなら何も残さないつもりで全力でやった方がいいですよ!

筋トレをすると鬱が治るかどうかは僕には断言できません。鬱のつらさに段階があるので、人によってはベッドから這い出るのもしんどい方もいると思います。そういう方はまず食べ物を見直して、足りない栄養はサプリで補い、少しずつ動くとこからやればいいです。スタートラインは人それぞれ違いますが、どれだけ遅れていようと気に病む必要はありません。

 

一番大事なのはその人が本気かどうかです。

今は全然ダメでも、本気で取り組む気があるかどうかが将来的な立ち位置を決めます。その心の訓練として気軽にできるのが筋トレなんですよ。

 

と、いうわけで心に少し余裕がある人はトレーニングを始めてみましょう。

 

最初は週一回、もしくは二週間に一回でも全く構いません。できれば休みの日の前日がいいと思います。疲れが残ってても寝られますから。

昨日の夜中に筋トレしようと思って参考になりそうな動画をいろいろ観てたら、いいのを見つけました。

もしよかったら気分を上げたいときに観てみてください。

 

スクワットの解説動画なんですが、フォームに関してはあまり詳しく説明していません。

この動画で先生であるトムプラッツ氏が強調しているのは、

「トレーニングを終えた時、何も残すな!」

ということです。だれでも一生懸命やっていれば、95%くらいまで出すことは出来ますが、残りの5%を出し切ることはなかなかできません。僕も筋トレでここまで追い込めたことは正直ないです(;’∀’) ですが、こういう経験を一度でもした人と、そうでない人は見える景色が絶対違うと思いますよ。

 

精神論が鬱に良くないことは重々承知です。今は動くことが出来ない人は、ベッドで上半身を起こすだけでもいいです。少しずつ良くなるように自分でも工夫していけたらいいと思います。

今回はスポ根回になってしまいましたが、汗臭さ泥臭さは大切です。かっこ悪さから逃げて得られるものなんて、だれでも手に入るレベルのものでしかありません。僕ももっと同じ障害で苦しむ人のために頑張ります。

これからも皆さんにとって有益な情報をどんどん提供していきます。

応援よろしくお願いいたします!


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