キムタクの真似はできない

実は努力している芸能人 自己啓発

みなさまお疲れ様です。

芸能界では今沢尻さんの話でもちきりですが、今日は全然関係ない人の話をしたいと思います。僕が個人的に非常に尊敬している方です。いつでも自信ありげでかっこつけていて、それがサマになっている人はそうはいません。最近はそういうキャラは維持するのがとても難しくなっています。SNSで素人に悪態を隠し撮りされたり、Twitterで実際に会ったら私服がダサかったとか、言いたい放題言われてしまいますから。

 

芸能人にとって本当に働きにくくなっている今の世の中で、昔からトップに君臨し続けている人がいます。

今日は芸能界において仕事のできる人の代表格である、木村拓哉さんの仕事の仕方についてお話ししたいと思います。

当たり前ですが、顔面の話ではありません。ぶさえもんがキムタクの顔に寄せようとしたら整形費用で三階建ての一軒家が建ちます。

 

芸能界での「仕事ができる」とは、長年あらゆる番組で数字を上げている、年齢を重ねてもオファーが絶えない、など、客観的な事実のみで定義したいと思います。

舞台の裏側は僕ら素人では分かりえないことですが、売れている人というのは、本人のひたむきな努力や、仕事に対する真摯な姿勢を貫いていなければ毎年数字を上げるドラマに出たりは出来ませんよね。事務所だって、あまりにも尖った性格で口だけの人間なんて怖くて局に営業できないですよね。

 

そういった簡単に想像できる背景からも、木村拓哉さんは明らかに仕事意識が高く、群を抜いて真面目な性格なのだと推測できます。ゴシップではメチャクチャに叩かれたりしていますが、やはり木村さんはテレビにとって必要な存在なんだといつも認識させられます。正直奥さんも娘さんも与えられた仕事に一生懸命取り組んでいるだけなのに、あそこまで叩かんでも(;^ω^)と思います。

 

・・・え?なんで急にキムタク出してきたって?

BG観て感動したからとかじゃないから。けっしてそんなことないから。

 

オメガの時計つけて「誤差なし!」とかかっこいいからって真似しようとしたりしないから。

石田ゆり子みたいな美熟女のボディガードやりたいなんて、全然ひそかに思ってないから。

 

木村さんについてネットで検索したり、業界で有名な話を調べると、

彼はドラマの撮影現場に台本を持ち込まない

というエピソードをよく見かけます。

これは刑事ドラマの古畑任三郎で、木村さんと共演した田村正和さんが実践していたのを取り入れたそうです。

 

もちろん、持ち込まないというのは持ってこなくていいほどに完ぺきに覚えてくるということです。

マジで一字一句しっかり覚えて、あとは現場で共演者と会ってから、どんな間どんなトーンで話すかを微調整しているそうです。カメラの向きとか、自分の見え方も含めてきちんと計算に入れてシミュレーションいるんだとか。

 

・・・もちろん木村さんの仕事はドラマ一つではありません。最盛期は雑誌、ラジオやバラエティ、映画など多忙な時はテレビ以外にも寝る間もないほど収録に追われていたわけです。役作りのために体形を維持したり、特殊な職業(美容師やボディーガード、アイスホッケー選手など)の立ち居振る舞いを勉強したりもしないといけませんから、そのスケジュールのタイトさは本当に殺人的なものでしょう。

並みの人間なら、多忙さに体のメンテナンスが追いつかず、重度の睡眠不足で卒倒するか吐いてしまうかもしれません。

そんな中で何時間分もあるドラマの台本を完ぺきに覚えてくるなんて、並み大抵の根性じゃありません。みんなの前ではツンとしてかっこつけてても、家の中では必死に台本を読み込んで、現場で最高のものを作るために相当頑張っているんでしょう。

 

こういう仕事できる人のエピソードって、僕たちを勇気づけたり感心させてくれるものではありますが、当然誰にも真似できません。

木村さんは若い時に外見の良さから人気が出たためあまり意識されていませんが、あれだけの仕事量を涼しい顔でこなしている時点で、(いい意味で)普通の人間ではありません。毎回何一つルーティンの無い新しい仕事をいくつも並行でやりつつも、すべて高いクオリティで仕上げるということは、ちょっと人間業とは思えません。

 

よく仕事に悩んでいる人が一流のビジネスマンが書いた自己啓発書を読んだりしていますが、僕はそう言ったことを勧めていません。

人にはそれぞれ、持って生まれた器があります。

器と言っても、体積が大きいか小さいかだけでなく、知識や仕事、ストレスといった「水」をどれだけ雑にぶち込んでも受け止められるドラム缶のような人もいれば、チョロチョロと少しずつ注がないとほとんどこぼれてしまうお猪口のような形の人もいます。

当然、同じやり方で無理しても出てくる結果で勝つことはありません。

 

他人のやり方の表面的な部分を真似しても、結果は真似できません。

かりに自分が役者で、木村さんのように台本を家に置いてこれるぐらい暗記しようとしても、多分無理です。自分のセリフだけは機械的に暗記できるかもしれませんが、ちょっと脚本家が変更いれたり、ワンシーンを何回もやり直しになったら他の場面のセリフを忘れてしまうでしょう。きっとセリフを思い出すので必死で、共演者とより高いクオリティの演技の掛け合いを話し合ったりする余裕なんかないでしょう。

 

もし、他の人の成功談を参考にするのであれば、字面でその通りにするのではなく、言及されていないその背景をしっかり読み取った方がいいです。

木村さんがあれだけの仕事量を抱えてどうして大病をせずに健康を維持しているのか、そこを研究しなければあのスタミナは説明できません。

おそらくその辺の芸能人よりはるかに食事に気を使ったり、体形を崩さないよう普段からなるべくタイトな服を着たりしているはずです。(実際木村さんの私服は足のアウトラインがはっきりわかるデニムが多いです。一般人のおっさんのようにケツが垂れていたり、O脚では綺麗に見えないデザインのものばかりです。)

 

世の中にはイチローさんとか、超一流と言われる人たちの発言をまとめただけの本が溢れています。でも、あのレベルの人たちの言葉は口にする前段階で、凡人の想像よりもはるかに多くの積み重ねをしています。それこそ数千、数万の試行錯誤の上に出てきた言葉なので、上辺だけ真似してショートカットなんてできるわけがないのです。

 

まず、今の自分の身の丈にあったやり方をみつけましょう。それを徹底的にマスターして初めて次の扉が開くんです。

スタートが遅くてもいいので、丁寧にお猪口で注ぎ続ければいつかはドラム缶の体積に追いつきます。

 

これからも皆さんにとって有益な情報をどんどん提供していきます。

応援よろしくお願いいたします!


発達障害ランキング

にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 発達障害へ
にほんブログ村


コメント

タイトルとURLをコピーしました