<第23回目>職場選びで重要なこと


みなさま、お疲れ様です。

最近あっついですね・・・(;´・ω・)通勤でエネルギーをだいぶ持ってかれる毎日です(;^ω^)

今回は主に学生さん、フリーターの方向けです。

このブログを読んでくださっている方は、主に発達障害、それに伴う鬱などの二次障害を持った方だと思います。おそらくアルバイトなどの職場でも相当な苦労をされていることと思います。

僕も、大学時代は本当に悲惨でした。

仕事を全く覚えられず、理解できず、従業員の会話の輪に入れず、そもそも仕事を教わっていても聴覚鈍麻で聞き取れない。集中して頑張っているつもりでも、ほかの人が当たり前に気づくことに気づけない。

などなど・・

おかげで大学までの4年間で、クビになった回数数知れず。(マジで数えられないくらい)クビでなくても、僕があまりに仕事ができず職場の空気が悪くなっていくことに耐えられなくなり、自分から逃げ出したことも数知れず。

職種も、本当にいろんなものをかたっぱしからやりました。

某大手ハンバーガーチェーン、個人経営の漫画喫茶、家庭教師、塾講師、テレアポ、本屋、某オタク向け総合アニメグッズショップ、パチンコ屋、警備員などなど山のようにやりました。

これらの中で、まともに勤め上げた、もしくは実績を上げれたのは家庭教師とパチンコ屋のホールスタッフだけでした。

家庭教師は割りと向いていた方かもしれません。受け持った子の大半が僕の担当していた英語を得意になってくれたり、なかには中卒の暴走族から更生して高校受験に成功して英語でクラス1位になった子もいました。

勉強が嫌いでトラウマという子の気持ちは、人1倍どころか50倍くらいわかっていたので、親和性があったのかもですね。

パチンコ屋は後述しますが、僕の発達障害の症状とたまたまかみ合ったために、コミュ障のままでもそれを個性として受け入れてもらえました。

どちらかというと、こちらの方が重要です。

今すでに就職されている方の場合は別の工夫が必要なことがあるので、またの機会に書きます。今回はこれから職探しをする場合に気を付けてほしいことを、僕の実体験からお話しします。

おそらくほとんどの方は、入社後の人間関係を心配されていると思います。ですが、残念ながらその心配は無駄です。

人間関係は入った後でしか詳しくわかりようがないし、もし入った後でその職場にあなたを理不尽にイジメるクソ野郎がいたら、さっさと辞めてしまえばいいんです。無理してそいつに合わせて頑張っても、そいつと戦っても、はっきり言って時間の無駄です。

かりに自分の方が論理的に正しく、正々堂々意見を言って対立しても、会社組織はそんなに簡単に配置転換をしたり、上下関係を変えてくれるほど甘くありません。人間関係などといった曖昧なものを基準に職場選びをしても、なかなか成功しないのです。

それより、明らかに自分が不得意なことをまずリストアップしてください。得意なことではないです。不得意なことです。

あなたが自分で理解している、自分が今までやってみて明らかにこれは向いてない、と思うものを挙げてください。

例えば、僕なら真っ先に挙げるのが電話対応。これだけはマジで無理。ほんと無理。

僕は虐待されたストレスで、中学の時に突発性難聴になっており、さらに発達障害特有の聴覚鈍麻(音としては聞こえるがなんて言ってるか理解できない)があるので、環境音が大きいと電話の音は全然聞き取れないんです。

僕は音が聞き取りにくい分、普通の人以上に相手の目の動きや表情を読んで総合的に相手の感情を判断しています。電話ではそういった相手の感情を推し量るヒントをすべて封じられているので、僕に克服できる範囲は限界があると感じています。

もちろんメモにわかりやすく5W1H形式で書くなんて基本は理解していますが、そもそもほとんど聞き取れないのでやりようがありません。なので、外線からの電話対応が必須である営業、テレアポなどは最悪の選択肢だったことになります。

僕が最初に就職した銀行なんて、電話が使えなければ話にならない業種だったので、ホントに苦痛でした・・・

僕は財務分析や海外現地法人向け融資の資料の編集など、営業マンがやりたがることと微妙にずれたことが得意だったのですが、当然最初からそんな高等なことをやるセクションに配属などされるわけもなく、ひたすら「金借りませんか?」のどぶ板電話営業がメインだったのです。

なので、あなたも職場探しをされるなら、変に背伸びして得意なことをやっている職場を探すより、自分の苦手な業務をしなくていい業種をさがすのがベストです。

かりに何か得意なことがあったとしても世間は広いので、あなたの得意なことをあなたよりはるかに短期間で、高いクオリティで成し遂げる人は山ほどいます。

また一見得意そうに見える職種でも、実際にはその仕事をやる一環で自分の苦手なことをやらなければならないことが多々あります。

例えばITコンサルなんかもそうです。自分はプログラミングが少し得意だから、とそういう会社に就職したら、本職は客先常駐の御用聞きだった、とかほとんど営業マンと変わらないなんていうのはざらにあります。

職選びで後悔しないためには、苦手なことはやらない!というのが非常に重要です。

そういう意味では、前述したパチンコ屋のホールスタッフは正解でした。まず、そもそもホールの音がクソうるさいので、聴覚鈍麻の僕が少しくらい従業員のインカムを聞き取れなかろうと、お客様が何言ってるかわからなかろうと、ある程度は仕方ないという暗黙の了解があります。

丁寧に聞き返せばそんなに嫌な顔をされませんし、長話をするタイミングもありませんしので、営業のための妙な世間話とかしなくてすみます。

一番助かるのが、ホールスタッフは電話対応をしないので電話によるストレスから完全に開放されていることです。

これは非常に大きいです。

休憩も全員で一度に取らず、順番に取っていくのでグループで飯を食わなきゃならないこともありません。

このような理由から、僕にとってはパチンコ屋のアルバイトは非常に楽しかったです。合コンでモテませんし年収は雲泥の差ですが、はっきり言って銀行より全然幸せでした。断言できます。

みなさんも、本当に無理なことは逃げて(というより避けて)いいんです。きちんと働いていれば誰も文句ないでしょう?自分の幸せを最優先にしましょう。どうしても苦手なことは避けたっていいじゃないですか。

これからの職探しの参考になったら幸いです。

これからも皆さんにとって有益な情報をどんどん提供していきます。

応援よろしくお願いいたします!


発達障害ランキング

にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 発達障害へ
にほんブログ村


コメント

タイトルとURLをコピーしました