頭の疲れを取る方法

歩行瞑想のイメージ HSP

今日は頭の疲れを取る方法について解説していきます。

皆さんは精神的に疲れたときにどうやって回復するようにしていますか?

ほとんどの人はまとめて寝るようにしたり、サプリメントを取ったりお金や時間をかける方法を取ると思います。今回ご紹介するのはもっと簡単なやり方で、無料かつどこでもできる方法です。

どのぐらい狭い所でも大丈夫かと言うと畳3畳、オフィスだったら自分の机からトイレまでの距離で大丈夫です。

皆さんは歩行瞑想と言うのを聞いたことがありますか?

歩行瞑想はマインドフルネス瞑想のやり方の1つで、歩きながら瞑想を行うと言うものです。本来瞑想と言ったら、「じっくり腰を据えて何時間も取り組むもの」と言うイメージですよね。

しかし歩行瞑想ならほんの数分、数10歩歩くだけで良い気分転換になります。特に理不尽に怒られたり、過去の嫌な思い出を突然思い出してしまった時はぜひ取り組んでみると良いでしょう。

やり方は本当に簡単です。

歩くと同時に呼吸の数を数えると言うものです。やり方は人によって様々なのですが今回はその中でも1番簡単なやり方をご紹介します。

①右足を出すと同時に、息を少し吸う

②続いて、左足を出したときに残りの息を吸う

③右足を出すと同時に、息を少し吐く

④最後に、左足を出したときに残りの息を吐く

以下、これの繰り返しです。注意点としては息を吸う時も吐く時も、「力むまでやり切らない」ことです。特に②の息を吸い切るときと、④の吐き切る時は力みやすいので気をつけてください。

歩行瞑想の最大のポイントは足を出すタイミングと呼吸のタイミングを合わせることです。このタイミングを合わせることに集中するというのが最も重要で、ここを適当にやってしまうとあまり効果がありません。

やってみるとわかりますが、体の動きと呼吸のタイミングを合わせると言うのは、意外と集中していないとできません。何かにイライラしていたり他に考え事をしていると、途中で必ず呼吸のタイミングがずれていきます。もしくはカウントすることすら忘れてしまうかもしれません。

もし途中で呼吸のカウントがずれてしまったら、必ず意識を体と呼吸の連動に戻すようにしてください。

瞑想は取り組んですぐに劇的な効果をもたらすものではなく、むしろ逸れた意識を戻そうとする訓練を繰り返すことで集中力が上がり、元のタスクに戻るまでの時間が短くなることが分かっています。

この方法は本当にオススメで、お金もかかりませんし、やりこむほどに効果を自覚できるようになってきます。昔の自分だったら長い時間イライラするようなことでも、歩行瞑想を少しするだけで意識を元のタスクに戻せるようになってきます。

ポイントは継続することで、朝の出勤時とか、買い物の行き帰りでもいいので、毎日15分ほど時間が取れると最高です。ぜひ試してみてください。

もし慣れて来たら、さらに上級者向けのやり方があります。

最初に紹介した方法は、2歩で吸いきり、2歩で吐き切るものでした。

①今度は4歩で出切り、4歩で吐ききるようにします。当然、2歩の時よりも1歩で取り込む空気量を少なくしないと一杯一杯になって苦しくなってしまいます。

②それも慣れてきたら、今度は6歩でやってみます。このように歩数を増やしていくと、呼吸のコントロールの難易度が上がるので、より意識を集中させやすくなります。

ただしこのやり方は、慣れないうちに歩数を増やしすぎると、呼吸のコントロールをするはずが息を止めてしまったり、動きに意識が行き過ぎて別の訓練になってしまいます。基本的には2歩でトレーニングすれば充分でしょう。

この呼吸しながら歩数を増やしていく方法は、ロシアの伝統武術システマでも呼吸の訓練のために取り入れられています。達人になると息を吸いきるまでに数十歩も歩くこともできるそうです。

一見めちゃくちゃ地味な訓練ですが、戦場という極限状態でも冷静さを保つ為に、呼吸を常に意識するという大事なトレーニングだそうです。

皆さんもイラッとした時は、無理に怒りを押さえつけようとしたりせず、一旦意識を呼吸と歩くことに全集中してみてください。意図的に怒りを忘れようとしなくても、歩行瞑想をやり続けると怒りが和らいでいくのがわかると思います。

やったことのない人には感覚を伝えにくいですが、僕の場合はアイスが溶けていくようにじっくりと怒りがなくなっていく感じです。いきなりスパン!と消失するわけではないですが、確実に心が回復するのを実感できるでしょう。

これは自宅でもどこでもできるので本当におすすめです。一日15分でだいぶ変わるので、ぜひ一緒にやりましょう!

これからも皆さんの役に立てるような情報を発信していきます、応援よろしくお願いします!


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コメント

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