サイコパスが無敵な理由

サイコパスの瞳 ADHD

今日は「サイコパス」の話。

サイコパスとは他者への共感性、思いやりが欠如した反社会的な人物のことを指します。

もちろん、サイコパスになりましょうと言う意味ではありませんが、実はある点で一般人の僕達にとって非常に参考になる精神構造を持っています。

皆さんはジョン・ウェイン・ゲイシーと言うアメリカの大量殺人鬼をご存知でしょうか?

この男はなんと33人もの人間を殺害したとんでもない男ですが、その一方で非常に優秀なセールスマンだった事は有名です。

ビジネスの専門学校を卒業後、靴の販売店のセールスマンとして突出した成績を残し、若いうちからエリアマネージャーに抜擢されました。

また、アメリカ合衆国青年会議所の有力会員を務めつつ、のちにケンタッキーフライドチキン3店舗の統括マネージャーに就任しています。さらには慈善活動でピエロの扮装をして養護施設を訪問するなど、異常なほど精力的に活動をしていました。

後に33件もの殺人事件を起こしてしまったので、これらの業績は一切注目されなくなってしまいました。殺人を犯すまでの精力的な社会貢献活動は、病的に厳格だった父親に認めてもらいたいがための行動だった、という解釈が一般的です。

もちろん彼のした事は許されるものではありません。

しかし、事件の部分とは切り離して社会活動の熱心さの部分を考えると、僕らにとっても参考になる部分があります。

サイコパスには他者の感情に共感できないと言う極めて有名な特徴がありますが、実は自分自身の感情も無視することができると言う特徴があります。

だからどれだけ疲れていても自分の立てた目標を達成するまで、延々と精力的な活動を続けることができるんです。

「今日は疲れたしここいらで止めとくか…(;´・ω・)」とか

「ちょっと体調悪いしたまには休んでもいいよね」といった、自分の体の声や感情を完全に無視して活動することができるんです。

そのかわり、自分の目標の障害となるものには一切の容赦をしない。

社会で成功している人の中には、このように病的にストイックな人がちょいちょいいますよね。

連続殺人鬼のエピソードの次に例として出すのは失礼かもしれませんが、某有名居酒屋チェーンの社長もよくサイコパスと呼ばれていますよね。

彼も大学を卒業後、佐川急便で寝る間も惜しんでお金を貯めて居酒屋を開業しました。

正直それだけでも十分凄いのですが、たった1店舗から全国展開する大きな会社に育て上げたのは紛れもない彼の辣腕によるものです。(残業代の不払いだとか、過労死の問題を擁護しているわけではありませんよ。当たり前ですが)

どんなに景気がいい時でも自分1人で商売を始めて全国規模の会社にすることは、尋常ならざるバイタリティがなければ不可能です。

ただ単に従業員や部下に対して冷酷(失礼^^;)なだけでなく、自分自身の「もう疲れたなぁ」「今日はなんかやる気出ないなぁ」「ガッツリ寝て楽したいなぁ」という気持ちすらも、無視できるという特殊な力があるんです。

ここ一点のみ、もし参考にできたらいいですよね。

実は、この特殊な精神構造を疑似的に再現できる方法があるんです。

それが、マインドフルネス瞑想です。

<関連記事>頭の疲れを取る方法

瞑想は過去の後悔や未来への不安、怒りや悲しみなど様々な感情を削ぎ落として、「いま現在、ここ」に集中するために行うものです。

この修行を長く続けていると、自分の感情をある程度フラットになるようコントロールできるようになります。自分の立てた目標に淡々と突き進めるようになっていくんです。

これはADHDの方にも効果があり、集中力を高めることが可能です。

僕自身以前は瞑想に懐疑的だったんですが、ある程度時間をとって訓練すると、本当に感情処理が上手になります。

過去への怒りがなくなるとか、未来への不安がごっそりなくなるわけではありませんが、そういったものが湧いてきても短時間で今やっていることに集中力を戻せるようになります。

根本的な人格は違いますが、余計な感情を無視してスルーすることができるようになると、あたかもサイコパスかのように精力的に活動しているように見えることがあります。

僕もたまにADHDの多動と相まって、異常なほどスケジュールを詰め込んで動き回ることがありますが、周囲から「いきなり死にそうで怖い」と言われたりします笑 死なんけどwwww

では、僕がおすすめする瞑想のやり方をご紹介します。

瞑想はたくさんの方が紹介していますが、僕は曹洞宗の坐禅がベストだと思います。かのスティーブ・ジョブズもこの宗派の瞑想を行なっていました。

<やり方>

  1. 壁に向かって座禅を組む(お尻にクッション敷いてもOKです)
  2. 目を完全に閉じない、斜め下45度を見る、一点を見つめすぎない(これ重要)
  3. 何かを得ようとか、ストレスを解消しようといった「目標」を一切作らずただ座る
  4. 音楽などはかけない

ポイントは最初から何か自己変革を期待してやるのではなく、気が向いたら壁に向かってスッと座ることです。

慣れてくると1時間でもできると思いますが、最初は10分とかで全然OKです。

目を閉じないのは、寝てしまわないためです。よくありがちですが、初心者が目を閉じて半分寝たような状態でする瞑想は、深い瞑想状態に入っているのではなく、ただ半分寝ているだけです。笑

仕事から帰ってきたら、疲れを癒そうとか考えず、とにかく座ってみましょう。

あくまでも結果を求めずに、ひたすら座禅を組んでいると頭の中が空っぽになって行くのが分かります。

この訓練を続けていくと、今から「やろう!」と決めたことは集中してやり切れるようになってきます。

また少々イラッとすることがあっても、短時間で自分の感情をフラットなところまで戻せるようになります。瞑想の時と同じように、無理に思考を抑え込もうとしなくても、余計な感情を無視できるようになります。

毎日数分から数十分、タダでできるのでぜひ取り組んでみるといいでしょう。

社会に迷惑をかけないサイコパスを、目指してみませんか?

これからも皆さんにとって有益な情報をどんどん提供していきます。

応援よろしくお願いいたします!


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