怒りは猛毒

怒りは猛毒

みなさまお疲れ様です。

今日は怒りや反芻思考について。

いつもはサプリメントなど科学的なアプローチを多めに話すのですが、今回は精神的な部分について解説します。

発達障害の当事者かどうかに関わらず、いつも怒りっぽい人、いると思います。

なんで不機嫌なのか分からなくて敬遠されていたり、いつも腫物に触れるように接されている方がいるでしょう?

もしかしたら、あなたもそうかもしれません。

 

タイトルに書いたように、怒りというのは「タチの悪い猛毒」だと考えてください。

怒りという猛毒を飲み込むことで人を遠ざけ、さらに自分を孤独に追い込み、余計に周囲もしくは無力だった過去の自分に対して腹が立ってくるという悪循環。

また、怒りは実際に体力を消耗させます。ただ立っているだけでも、ニコニコして何もストレスを感じていない状況に比べて、怒っているとものすごく疲れます。もしかしたら、疲れやすいけど医者にかかっても異常が見つからない人は、知らず知らずにイライラしていたり、誰かに対して怒りを抱えているのかもしれません。

普通の猛毒(毒キノコとか、薬物)でしたら、当たり前ですが自分から好きこのんで飲み込むような真似はしません。

しかし、怒りという猛毒は皆平気で飲み込んでしまうのです。

自分の人生がどんどん不幸になっていくのが分かっているのに、つい怒ってしまう。

僕も偉そうに言っていますが、結構怒りっぽい方(だいぶマシにはなりましたが…)だったので、メチャクチャ人生損しました。

例えば僕はキャバクラの店長時代、自分の意志をはっきり従業員に伝えることが大切だと考え、キャストにイライラしながら自分の要望を押し付けてしまったりしました。

たしかにその子が遅刻したり、売り上げが悪いのに勤務態度が良くないとか、まじめに営業しないとかいくらでも怒れる理由はあります。

しかし、すごく怒ったからといって相手にその怒りをぶつけてみても、いい結果は得られませんでした。

それどころか、相手はどんどん言うことを聞かなくなり、その様子にさらにイライラするというような悪循環に陥りました。

 

怒らないようにするにはどうしたらいいかという問いですが、

これはなにか簡単なコツというのはありません。しいて言うなら「怒るな」怒らない努力をしろ、という他ありません。

それが出来ないから困ってるんだろ!とすでにこの記事を見て怒り始めた方もいると思いますが、怒るということが、まわりまわって自分の人生を蝕んでいくということを、常に心に刻むほかありません。

もう一つは、自分は「他人を怒れるほど完全な存在ではない」と知ることです。

たとえば、部下を理不尽に怒る上司っていますよね?

その上司に言わせれば、それなり理由があるつもりです。

「言われたことをすぐにやれない」

とか、

「気が利かない」「自分の指定した方法通りにやらなくて失敗する」・・・

なんでも理由をつけることは出来ますが、

そもそも、その上司は完璧人間ではありません。それに、部下の人も完璧ではありません。

そして、指示を出したり命令をするのに使う言語も、完璧なものではありません。テレパシーのように自分の頭の中をありありと覗かせることが出来るなら別ですが、一度言葉に変換する時点で、程度の差こそあれ誤解やニュアンスの違いも発生します。

つまり、他人が自分の言ったとおりに100%出来ていなくても、そんなの当たり前なのです。

当たり前のことに腹を立てるのは非常に馬鹿らしいと思いませんか?

まるで、自分から車道に飛び出してぶつかってきた車に逆ギレするようなものです。

 

「じゃあ、最初から他人に何も期待するな、自分が伝える努力を放棄しろ」と言っているのではありません。

他人に一生懸命伝える努力は必要です。ただし、それによって自分の期待する100%のレスポンスが返ってこなくてもそれは仕方のないことだと考えることです。

 

では、他人に明白な悪意があり、わざと言うことを聞かない場合はどうしたらいいでしょうか?

その場合は、無視したらいいのです。

ヘンに説教したり、怒鳴りつけたりするよりも、冷静に周りの人としっかり協力して「○○さんは再三の注意や提言を聞き入れず、自分のやりたいようにやるそうです。ですから、今後何を要求されてもすべて無視します。」と決めてしまい、相手にそう伝えるのです。

もちろん上司相手にはそういうことは出来ませんが、自分がマネジメントする側の場合はこういうやり方もあると知っておいた方がいいでしょう。

こうすることで、相手に「組織の中では誰かと協調しなければ仕事が進まないこと、何もできないこと」を分かってもらうのです。

 

怒るという行為は、本当に損ばかりです。

よく〇〇のためを思って怒ってる、というセリフもよく聞きますが、それは自分が「怒りたい!」という気持ちの正当化をしているに過ぎません。怒らずとも相手に自分の意志を伝えることは出来ますし、伝わらなくても仕方のないことだといい意味で構えておけば、怒り狂うことは少なくなるでしょう。

 

怒ることが習慣化してしまっている人は、つい目に入る何かに怒る原因を見つけてしまいがちです。

しかし、目に入る景色はその場にいるみんなと一緒なのに、なぜあなただけが怒り心頭なのでしょうか?

それは、あなた自身が怒る原因になるものを能動的に探していて、自ら怒るという行動を選択しているからです。

この癖は、いくらサプリメントや薬を飲んでも、自分自身が本気で変わろうとしない限り永遠に治りません。

僕もずっとイライラしやすくて沢山の人とのつながりを自ら断ち切ってしまい、その原因を過去に親から受けた精神的虐待のせいにしてきました。確かにもともとの原因はそうだったかもしれません。

しかし、自分でその苦しい生き方を本気で変えようとしない限り、目に入るものはすべて怒りのタネになり続けます。

 

みなさんの中にも、過去の虐待の記憶がどうしても許せず、何年も何十年も昔から時間が止まったまま動けない人がいると思います。

あえて厳しいことをいうと、

そのままでいたければ、そのままでいてください。これからもずっと苦しいでしょう。

別に、親を許せなくてもいいのです。しかし、日常生活の関係ないことは、怒らない訓練をすれば少しずつできるようになります。

 

どんな種類の怒りも、ただの正当化だったり、偽善だったり、自己顕示欲の裏がえしに過ぎないのです。

それよりも、もっと楽しいこと、幸せなことを考えて生きられるようにしたいじゃないですか。

僕自身もまだその途中ですが、少しずつ人生が良くなってきた気がします。

 

これからも皆さんにとって有益な情報をどんどん提供していきます。

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