腰痛は他人の手では治らない

腰痛を抱える男性 トレーニング

今日は「腰痛」について。

このブログを読んでくださっている方の層をアナリティクスで集計とってみました。
すると、20代半ば~50代の方が多いことが分かりました。

この年代になると、学生時代にはなかった体の悩みがたくさん出てきますよね。その中でも最たるものが「腰痛」だと思います。

ひどい人だと毎週マッサージや整体に通っている方もいますよね。

でも、一向に良くならない。

ストレッチしたり、電気刺激を与えたり暖めたりしてるのに、良くなったと思ったらすぐまた痛くなってしまう。

お金ばかり飛んで行って、一生痛みと付き合っていかなければならないのかと辛い思いをしている方は沢山いるでしょう。
こういった悩みについて今回はある程度「答え」と言えるものを提示します。

※もちろん、今現在椎間板ヘルニアや脊椎損傷、ぎっくり腰など病気やケガをしている方はまったく別です。今回は特にケガなどをしていないのにお尻や腰がずっと張って痛い、という方に向けて書いています

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結論:腰痛は人に治してもらうことができない

いきなり際どいサブタイで批判を受けそうですが、明らかなケガや病気でない限り、基本的に腰痛は人に触られて治ることはありません。

施術後一時的に楽になった気がしますが、乱暴に言えばそれは「気のせい」です。

客観的なデータとしてすでに書籍で報告されている

これは一般人の僕が一方的に批判してもあまり信頼性がないと思うので、もっと信頼性のある方の書籍から引用してご紹介したいと思います。

代替医療解剖(新潮文庫)

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著者のサイモン・シンという名前だけを聞いてもピンとこないかもしれません。
この方は大ベストセラーの「フェルマーの最終定理」を書いた方です。非常に綿密な取材をすることで有名で、ノンフィクション作家の中で群を抜いた筆力の持ち主です。

この方が著書「代替医療解剖」の中で暴いたのは、(首ボキボキなどの)カイロプラクティック、ハリ治療、ハーブ、ホメオパシーなどは本当に効果があるのかという禁断の領域です。

シン氏は言葉を選んだうえで、上記の治療法(一部のアダプトゲンハーブを除く)をほぼ完全に否定しています。

整体の手技を受けることによる一時的なリラックス効果はあるのかもしれませんが、治療効果があるとの明確なデータは取れなかったのです。非常に面白い本なので、もしお時間ある方は読んでみてください。

揉んでもらっても時間が経てば戻ってしまう

マッサージを受けるとリラックスできるのでその場は楽になったような気がします。

しかし2日ほど経てばすぐ元通りになってしまいます。同じ感想を持った方は非常に多いでしょう。

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じゃあどうしたらいいの? 結論:動かせ

暖めても揉んでも針刺しても、グイグイ伸ばしてもダメならどうしたらいいのか?

ネットで検索したり、YouTubeで腰痛と検索する人沢山いるでしょう。
でも、その原因を姿勢の悪さだったり、骨格のゆがみとか微妙にズレた答えを言う人がたくさんいるので一向に正しい答えにたどり着くことができません。

姿勢が悪くなったり、骨格が歪むのはそもそも、背中側の筋肉を使わなくなっているからです。

結局動かしていないから

断言してもいいですが、大人になってから「ブリッジ」を毎日習慣にしてる人、まずいませんよね。

そう、あおむけに寝て手足をついて体を持ち上げるアレです。

中学校くらいまでは体育の時間にやりますし、そもそも体が柔らかい時期なので普通の人は全く意識しません。
大人になってからもっともやらない自重運動は「ブリッジ」で間違いありません。

腹筋や腕立て伏せのように、体を前側に縮める運動はやたら一杯やるのに、背中を反らす運動は本当にやらないです。

懸垂やデッドリフトは厳密には体を反らす運動ではありません。しいて挙げるとすればうつ伏せで上半身を起こすバックエクステンションくらいでしょうか。
それでも、背中のアーチを反らすというより、基本的には腰から折って上げているだけですよね。

このアンバランスな状態を10年、20年と続けたらどうなると思いますか?
それが今のあなたの腰です。

柔らかく痛みのない腰にしたいなら、ブリッジで動かそう

腰の痛みを和らげたいのであれば、無理なウエイトトレーニングではなく、自重で段階を踏んでブリッジをやるのがベストです。

慢性腰痛は背筋の拮抗筋とのアンバランスで起こる脳のヘルプサインだと思ってください。

実際にレントゲンを撮ったり詳しく調べても異常が見つからないのに腰痛があるということは、脳からの信号で「痛みのようなものを感じている」だけです。

どこかをケガしているわけではないんです。

この状態は重さを扱って筋肉を太くして解決するのではなく、子供のころやっていたブリッジをすることで解決できます。

要は大人になってからしなくなった動きをしたらいいんです。

参考動画

腰痛を解消したいだけの方でしたら、ステップ2、もしくは3くらいまでやれば十分です。

人によってもともとの柔軟性が違うので、最初から無理なチャレンジはせず、絶対にステップ1から一か月くらいかけてゆっくり次の段階に進むようにしてください。

参考書籍

プリズナー・トレーニング 圧倒的な強さを手に入れる究極の自重筋トレ

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↑この本はジム通いをしたくない人、運動療法に取り組みたい人にとっては聖書なみの価値を持つ本です(笑) 

この本のいいところはムキムキになりたい人向けではなく、「健康でファンクショナルな体作り」ができる点です。

ブリッジのような健康維持に大切な「動き」も学べるところが筋トレ本として特に優れています。

また、筋トレの習熟度に合わせて初心者向けから上級者まで、一週間のメニューサイクルの組み方まで教えてくれてます。

※この本では腕立て伏せ、懸垂、レッグレイズ、ブリッジなどを紹介しています。
しかしどの種目もステップ6~7くらいから意味わからないくらい難しくなるので、できなくても構いません(笑)

腰痛は無理のないブリッジで、「自分で」治す!

まとめます。
よくある慢性腰痛は大人になってから使わなくなる筋肉と、酷使する体の前側の筋肉のアンバランスによって起こります。

だからひたすら腸腰筋を伸ばしたり、骨盤をグイグイ押し込んでもらったりしても良くはなりません。

最もいい腰痛対策は、脊柱周りの柔軟性をもう一度取り戻すために、段階を踏んでブリッジをすることです。

僕も今まで立ち仕事で、さらに体の前側ばかり鍛える運動をしていて体がバキバキに硬くなってしまいました。
本を買ったのがきっかけでプリズナートレーニングのブリッジを始めてから、めちゃくちゃ楽になりました。

以前は落ちた物を拾うときや、急に走り出したときに腰に刺すような痛みと、お尻の疼痛がありましたが、今は完全に消失しています。

リスクの少ない運動ですので、本当にお勧めです。ぜひ試してみてください。

これからも皆さんにとって有益な情報をどんどん提供していきます。
応援よろしくお願いいたします!


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