<第33回目>発達障害当事者の訴える慢性疲労の原因②

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みなさまお疲れ様です。

自分の中でかなり重要なトピックと考えてるので、連投します。

1.低血糖とは?
2.治療の本質は?
3.じゃあ具体的にどうしたらいいの?
4.補足:なんで陽キャは元気なの?
5.結論

 

1.低血糖とは?

前回申し上げたように、発達障害当事者の不定愁訴である、慢性疲労の正体のひとつに低血糖が挙げられます。

低血糖のメカニズムは、「糖分のドカ食いなどをすると短時間で血糖値がはね上がり、それを正常な状態に戻そうと、体内でインシュリンが過剰に放出され一気に血糖値が下がること」で発生します。

おそらく検索エンジンで調べると、糖質制限を勧める方がほとんどだと思うのですが、糖質制限は一般的に考えられているほど簡単ではありません。

 

2.治療の本質は?

糖質制限をすることで血糖値を上げないことを目標にしているのだと思いますが、低血糖治療の本質は単純に血糖値を一定値以下に抑えることではないのです。

急に乱高下させないことが重要なのです。

糖質は悪者のように考えられていますが、脳の唯一の栄養であることに変わりありませんし、筋力トレーニングをする人ならわかりますが、糖質を下手に抜くと力が出ません。

糖質制限をして、その分しっかりたんぱく質や良質な脂を摂っているならまだいいですが・・・

ありがちなミスが、我流の糖質制限で一食のみ極端に糖質を抜いたりしますよね。

実はこれが一番まずいのです。

たしかにその食事は糖質を制限できているかもしれませんが、問題はそのあとです。

例えば昼食で眠気を催したくないからと、サラダチキンと野菜にしたりする方もいると思います。

しかし、そこでおやつとかを何も摂らないまま、6時間後の夕食にチャーハンやラーメン、カレーやパスタを食べると、血糖値が爆騰します。

そうすると体がびっくりして血糖値をとにかく下げるために、インシュリンを大量に分泌するようになります。そして急激に血糖値が下がります。

これが異常な眠気や疲れを誘発するのです。こういう食事パターンの方はかなり多いのではないでしょうか?

糖質制限はオールorナッシングです。

やるなら三食とおやつすべて厳密に、全力でやらないと意味がありません。サラダにかけるドレッシングに含まれる糖質ですら、削るつもりでやらないと慢性的な糖質不足の状態では血糖値を動かしてしまうからです。

コンテスト前のボディビルダーのような、極限のストイックな食事。いわゆるケトジェニックダイエットが必要になってきます。

これは僕ら普通の職業の人間で長期間やり続けるのは現実的ではありません。

 

3.じゃあ具体的にどうすればいいの?

では具体的にどうしたらいいのかというと、血糖値の数字そのものより、乱高下を防げばいいのだから、三食以外に3時間前後で軽めの糖質を摂ればいいのです。

僕はファミマのPBの小さなクッキーを二枚だけ食べるようにしています。そのほかでどうしてもお腹がすいたらアーモンドを食べるようにしています。

これによって、極端な血糖値の上昇下降にはならず、最低限のやる気やエネルギーレベルを維持できるのです。

望まないタイミングでの眠気や、異常なほどの疲れ、イライラはかなり解消されると思います。もしハードな筋力トレーニングや立ち仕事、体力仕事をしているのなら3時間にこだわらず、2時間前後とかで調節してもいいでしょう。

 

4.補足:なんで陽キャは元気なの?

補足ですが、休みの日に全然体が休まらない、疲れが取れないという方は、この糖質の摂り方がまずい可能性があります。

例えば、前日いつも通りの時間に就寝しても、休みだからと昼間まで寝ていると、糖質を全く摂らないまま10時間とか経過してしまっているわけです。

そこからいきなり外食しにいったりして炭水化物を胃にぶち込むと・・・結果はわかりますよね?血糖値の乱高下を招くんです。

いわゆる陽キャで、休みも朝から予定をたくさん入れてる人がなぜか元気なのは、普段と変わらないペースで無意識に糖質をこまめに摂っているからかもしれませんね。

そういう人たちだけが特別何かを食べているわけではなくて、たまたま食事のタイミングが良かったり、間食が血糖値をいい具合に納めているのだと思います。

↑例えば、渋谷とかで列をなしてるタピオカミルクティー目当ての人。こういう人たちって待ち合わせのために早起きして、朝ご飯を食べて、友達と合流して昼ご飯を食べます。そのあとのどが乾いたら一緒に買い食いしたりするわけですよね。

意外といいペースで糖質を摂取できているわけです。

それに対して僕のようなコミュニケーションの苦手な人間は、休日昼に起きて誰とも会わず、買い食いもせず、必要なご飯のみ買いにコンビニにいってすぐ家に戻ってきてしまうこともしばしばです。これだと常に低血糖状態で体がだるく、食後に血糖値が乱高下して異常な眠気が発生することになるのも無理ありません。

5.結論

結論、糖質は削るというより、摂る間隔が重要だということです。何時間も食べずお腹がすいて気持ち悪くなったり、理不尽にイライラし始める前に本当に軽めのものでいいので何か口に入れましょう。

そこであまりたくさん食べてしまうとそれこそ糖尿病になってしまうので、限度をわきまえてやりましょう。

低血糖の症状は非常に強力で、一度なってしまったらサプリメントごときでは解決しません。

なにを試しても体調がすぐれない状態が続く場合は、低血糖を疑ってみてください。

もしきちんとした医療機関の診断が欲しければ、5時間糖負荷検査を行っている病院を探して、受診してみるといいでしょう。

保険が効かないのと、前日21時から食事制限があることや、名前のとおり当日最低5時間以上は拘束されるのでちょっと厳しいですが、やってみてもいいと思います。

糖分にたいする体の反応は人によってまちまちなので、自分の体の癖(血糖値の上がり方、下がり方)をしっかり把握するためには有効な検査だと思います。

これからも皆さんにとって有益な情報をどんどん提供していきます。

応援よろしくお願いいたします!


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