<第59回目>ADHDの方の金銭管理

<第59回目>ADHDの方の金銭管理

みなさまお疲れ様です。

発達障害のカテゴリーの中でも意外と見過ごされがちで実はすごく深刻な問題が、ADHDの方の金銭管理です。

特に積極奇異型や、不注意優勢型の傾向が強い方は心当たりがあるかもしれませんが、要は金遣いが荒い人が結構多いです。

財布にあればあるだけ使ってしまうし、ATMは持ち運べない財布くらいにしか思っていない場合があり、足りなくなるとすぐ下ろして使ってしまったりします。

これはADHD特有の、長期的な展望を持って計画を立てられないことなどが原因と考えられます。その時その時で何とかなるだろうと思ってしまい、実際に何とかなってしまった経験が多ければ多いほどその傾向は強くなります。

僕もその傾向がかなり強かったので、あればある分だけ使ってしまう癖をなかなか止められませんでした。

本当に将来を真剣に考えないといけなくなってきて、やっと生活費の節約をしないとダメなんだと実感が湧きました。

 

僕が当時始めたのは、「給料が入ったら、1週間ごとに必要な分だけ何種類かの封筒に分けて、その中に最低限の現金を入れてその中で管理する」という方法でした。

封筒だと持ち運びにくければ、100均で透明なビニールのポーチを複数買って使ってもいいでしょう。

たとえば、

①食費

②サプリメント代

③生活用品代(たとえば、髭剃り用のカミソリやシャンプー、トイレの紙など)

④どうしても止めたくない大切な趣味(読書、ゲーム、スポーツの参加費など)

⑤最低限の雑費(美容院代、最寄りの大型書店までの電車賃など)

などなど。

これをそれぞれ上限金額を設定して、その分だけまとめて下ろして封筒に入れます。

1週間ごとに、この封筒の金額をオーバーしないように死守しましょう。

サプリメント代や雑費は1か月単位でもいいかもしれませんが、あまり長期的な我慢を強いるものにすると突発的な出費によって管理が難しくなります。

服に関しては、ファッションにこだわりのある方は仕方ありませんが、基本的に1シーズンで一回の買い物で済ませるようにしましょう。月収が手取りで30を超えている方ならある程度自由が利くかもしれませんが、金銭的に余裕がない方はおしゃれは後回しです。

 

これらの出費の中で意外と曲者なのが食費なんですよね。理想を言えば、一人暮らしでもなるべく1週間で1万円くらいに抑えたいところです。

ADHDの方が試してみるとわかりますが、これめっちゃ難しいんですよ。これを特に工夫なく当たり前にやれる定型の方って自己抑制のできるすごい人なんだなと思ってしまいます。

もし食費1週間で1万円に抑えるとなると、一日1000円に収めるつもりでやらないと速攻でオーバーしてしまいます。なんとなく自販機で缶コーヒーとか、コンビニでおやつ買ってたらあっという間にご飯代が200円くらいになってアウトです(;^ω^)

このやり方の素晴らしいところは、ATMを「お小遣い補給機」と考えることから卒業できることです。

封筒の中の「あと使えるお金がいくらなのか具体的に手に取れ、目に見える」ことが重要です。

何も考えずに普通に財布にお金を入れて生活すると、あといくら使えるのかが曖昧になります。そうなると、極端な人だと「預金残高がゼロにならなければいいや」とか、「前月より残高が減ってなければいいや」と考えるようになっていくのです。

 

こうなると全く貯金が出来ないので、いざというとき本当に必要な出費に対応できなくなります。忘れていたころにくる車検や、何か重い病気に罹ったとき、職場が急に倒産してすぐに就職できない場合など、実際に直面して身に沁みないとお金がないことの恐ろしさはわかりません。

 

以前男女の付き合いの話でも触れましたが、この問題を自分でコントロールできないうちは、あまり恋愛しない方がいいと思います。もし相手がこの障害に理解があり協力してくれる方ならいいですが、障害について黙っておきたいなら自分で解決しなければなりません。

 

特に相手が出かけるのが好きであちこち行きたがる方の場合、交通費や外食のお金をどうするか、しっかり考えないといけません。全部自分持ちにするのであれば、会う回数を毎週でなく、2週に一回するなど、話し合って工夫していくことが必要でしょう。

いやそれではプライドが・・・という方は、まだお金が無くなることの本当の怖さを実感していないのかもしれません。

 

話が逸れましたが、ADHDの方はお金のやりくりが苦手です。でも苦手だからと何もしなければ、本当に必要な時にとてもつらい思いをします。すごく好きな人が出来て付き合えそうでも、お金がないせいで諦めなければならないことがどれだけつらいか。

頑張って克服していきましょう。

お金に関してだけは、苦手でも向き合っていかなければいけないシビアな問題です。

 

これからも皆さんにとって有益な情報をどんどん提供していきます。

応援よろしくお願いいたします!


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