<第95回目>寝ずに努力するのは本当に正しいか

<第95回目>寝ずに努力するのは本当に正しいか

みなさまお疲れ様です。

みなさまは萩本欽一さんという方をご存知でしょうか?多分ほとんどの方は名前くらいは聞いたことがあると思います。

「欽ちゃん走り」とか「なんでそーなるの」といった、今でも語り継がれるギャグを持つ大御所のコメディアンです。実はウケるという言葉を今のような意味で使い始めたのもこの方が元祖らしいです。

 

今回は新人の劇団員が萩本さんに「どうやったら成功できるのか?」を質問したときの話をしたいと思います。

多分みなさんも体の調子がいい時や、人生を前向きに考えられる時は同じことを一度は考えたことがあると思います。僕もそうです。大学時代はホリエモンやサイバーエージェントの藤田社長に憧れ、お金さえあればすべてから自由になれるんじゃないかと本気で信じていました。彼らのような人並み外れた能力やカリスマもない癖に、アルバイトをバカにしていたことも、仕事を覚えられなかった大きな一因だったなと今では思います。

ただでさえADHDとアスペで人から教わったことさえ正確に実行できないのに、何やってたんだろうと思います。恥ずかしい限りです。あの時一生懸命僕に怒ってくれた先輩方に謝りたい(;´・ω・)

 

すみません、思いっきり脱線しました💦

 

昔、欽ちゃん劇団に所属していたある新人の劇団員が、萩本さんに「どうやったら成功できますか?」と相談しました。彼のいう成功とはもちろん経済的に成功すること、有名なコメディアンになることです。

萩本さんは答えました。

「〇〇君は、眠たい時はどうしてる?」

劇団員は答えます。

「自分なら寝ます。」

 

それに対して萩本さんは

「それじゃあダメだよ。そこからもうひと踏ん張りできなきゃ。」

と諭したそうです。

普通の人は眠たくなったら寝てしまうが、そこで寝ずに頑張ればその分リードできるということです。確かにわかりやすく、非常にシンプルで印象に残るお話ですが、一個だけ注釈をつけたいことがあります。それが今回のテーマなんですが、

 

寝ずに頑張る、というのは頑張ることが完全に明確な場合だけにしましょう

という話です。

どういうことかというと、例えば今みなさんが売れっ子の芸人を目指していたとします。「あなたなら何を死ぬ気で頑張りますか?」と聞かれたときに、明確に答えられますか?

芸人で売れるとは、何をしたら売れるんでしょうか?僕には皆目見当もつきません。面白いネタ作りは当然なんでしょうが、公園で漫才の練習をすればするほど、漫才はうまくなるものですかね?多分ならない気がするんですよ。実際に観客の前でその場の空気を感じながら間の取り方を微妙に変えたり、時にはネタ自体を変える必要すらあるかもしれません。

このようにある程度成功するまでの道筋がはっきり見えてない僕のような人間は、ただ漫才を寝ずに練習してもおそらく芽は出ないでしょう。当たり前ですよね。

 

これは芸事に限らず、スポーツや特殊な専門職でも同じことが言えます。

野球で言えばわかりやすいですが、ただ漫然と素振りを毎日1000本ブンブン振っても、決してプロ野球選手にはなれません。実際に、マウンドで強いピッチャーが自分の苦手なところに、鋭い投球をしてくるところを想像しながらやらなければ意味がありません。もしくは、その日ごとに伸ばしたいテーマをきっちり決めて、そこにフォーカスしてやらなければ何も変わらないわけです。テーマをきちんと決めずにやる素振りはただの筋トレで、体が重くなるだけです。

 

それに対して、営業マンはどうでしょうか?ある程度やるべきことって見えていると思うんですよ。取引先が喜びそうな情報を仕入れるとか、より説得力のある話し方を身につけるとか、自社の商品の特徴をそらで言えるくらいしっかり覚えるとか。

そういう努力は寝ずにやればかならず報われるはずです。途中で体調が悪くなることはあるかもしれませんが、結果を出して自分のことを評価してもらったとき、「やってよかったな」という気持ちがすべてを帳消しにしてくれます。

寝ながら仕事するサラリーマン

もし今仕事でうまくいっていない人は、そもそも何を努力したらいいのか分かっていない、もしくは分かったつもりになっている可能性が高いです。その状態でとりあえず思いついたことから手あたり次第努力していても、滅茶苦茶効率が悪いです。

それだと本質に行き当たる前に、一生懸命やっているのに「何も変わってないじゃないか!」と周りから責められたりして、やる気をなくしてしまう可能性が高いです。いわゆる要領のいい人間というのは、ただ単に頭がよくてなんでもできるわけではなく、努力すべき対象を見つけるのが上手いんです。行き当たりばったりでとりあえず努力するのではなく、まずどちらに向かうかしっかり決めてから動いているから、努力が実りやすいのだと言えます。

 

今何かうまくいってないことがあるようでしたら、その努力が果たして正しい方向の努力なのか、一度考えてみるといいでしょう。

これは療育に関しても同じです。前回療育に必要な期間がどれくらいなのかについてお話ししました。

<参考><第94回目>療育の成果を実感するまでどのくらいかかる?

もちろん療育で100%アスペが完治することはありませんが、僕個人は効果を実感するのに何年もかかることはないと思っています。たまに鬱の治療で何年も精神科に通う方がいますが、それは何かが間違っていると思います。その何かは人によって違いますが、確実に何かが違うと言わざるを得ません。

薬が合わないのか、そもそも薬を飲むべきではないのか。医者が合わないのか、そもそも医者に行くべきでないのか。いろんなことを考えながら自分にとっての正しい努力を見つけていかないといけないと思います。

 

最後になりますが、前述の欽ちゃん劇団にいた、売れない劇団員の島田慎二さんは今、

千葉ジェッツふなばし代表取締役社長になっています。千葉ジェッツはリーグトップの観客動員数を持つ球団です。島田さんは日本のバスケットボール界を大きく前進させた立役者としていろんなメディアに取り上げられています。

「正しい努力の方向性」を見つけて寝ずに努力した結果でしょう。

僕もただ頑張るのではなく、正しい努力の仕方をもっと学ばないといけないなと思います。

これからも皆さんにとって有益な情報をどんどん提供していきます。

応援よろしくお願いいたします!


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