決めたことが長続きしない時は?

目標を達成する発達障害当事者 自己啓発

みなさまお疲れ様です。

よほど意志が強くて優秀な人以外、誰でも一度は経験があると思うのですが、

自分で決めたことを貫徹できないことってありませんか?

もちろん、僕も何回も挫折しています。正直完ぺきにやりきれていると胸を張れることはそう多くありません。

 

療育やアームレスリングの為のトレーニングだったり、サプリメントの勉強など人のために手を抜いてはいけない部分は欠かさず行っていますが、そのくらいですね。今回は自分で決めたルールをうまく守れない方のために、参考になればいいなと思います。

みなさんは自分の目標やルールとして「○○をやろう!」と決めるとしたら、どういう決め方をしていますか?

例えばですが…

・毎日7時に起きる人なら、6時半に起きるようにして30分勉強する

・毎日筋トレする

・毎日家の周りを走る

…とかでしょうかね?

こういう目標設定やルール設定の仕方って、よほど意志が強くないと続かないんですよ。しかも、強い意志をもって続けても見合ったリターンが得られるかどうかはわからないんです。

たとえば、毎朝早起きして30分勉強しても30分で何か変わるかといったら正直微妙です。多少時事問題に詳しくなれるかな?程度です。よく売れない情報商材屋とかがこういう30分の積み重ねがどうのうこうのと言ってたりしますが、勉強は体力に余裕のある時にしっかり時間をとって集中してやらないと大した効果は上がらないので、無理に早起きするなら30分きちんと寝たほうがマシです。

特に語学は、最低でも1時間は後先考えずに没頭できる環境がないと無理です。仕事前の寝ぼけた頭で30分単語や例文覚えようなんて、正直甘いし、要領悪いと思います。近々に海外赴任が決まってて時間が無いとかなら話は別ですが、ただの自己啓発ならその程度の努力では何も変わりません。

<参考>勉強法おすすめ書籍:受験は要領

以前から僕は療育にジョギングやマラソンをお勧めしていないのも同じ理由です。毎日仕事で疲れてるのにランニングウェアに着替えて、タオルとかいろいろ準備して外に出ること自体が、鬱状態の人には相当ハードルが高いです。

一年通して気温や天候がベストなわけもないので、小雨が降ったり、気圧が低くてしんどい時は言い訳して止めてしまいがちです。一度外に出て走り始めるまでの心理的な障害が多すぎです。

そして、やれる時だけなんとなくやるような目的感のない走り方では、体格も大して変わりません。一度でも好きなもの大食いしたらすぐリバウンドします。結果が形に出ないことでむしろ走らないより落ち込んでしまうかも知れません。

 

要は、守れるかわからないギリギリのルールを作っても、その行動自体が要領悪ければあまり意味をなさないんです。

そして、ある時心が折れてしまう。

こんだけ頑張ってやってるけど結局何も形にできていないとか、成長を実感できない、といった状態になるわけです。

 

では、ハードルをメチャクチャ下げたらどうでしょうか?

例えば、

・1週間に一度だけ軽くランニングする

・家の階段で1分だけ踏み台昇降やる

・1日一個だけ英単語覚える

これは悪くはありません。悪くはないんですが、惜しい。クリアすることが簡単すぎて、ネガティブ思考の人だと「こんな簡単なことしか自分にはできないのか…」となってしまったりします。発達障害の当事者やアダルトチルドレンの中には正常な自己肯定感を持っていない人が多いので、本当にこういう考え方になってしまう人が意外と多いんです。

 

じゃあどうすればいいかというと、

超低い目標を毎回オーバーキルすればいいんです。

先ほどのハードルの低い目標を例にすれば、毎日家の中で「最低」1分間は踏み台昇降をやる。でも、毎日自分のできる限りのところまでやる。これだけ。

これが、普通の人は毎日15分しっかりやる!とか欲張るからダメなんです。最低1分で、調子がいい時だけ15分でも30分でも何セットでもやればいいし、調子が悪いときは1分30秒でやめたらいい。でも毎日やると決めた目標はクリアしてますよね?

これなら、短期間でそこまで大したリターンは得られなくても、心は折れません。長く続ければ結果は出ます。

僕の場合、この考え方をアームレスリングの筋トレでも応用しています。

 

腕相撲に必須の筋トレである懸垂は、正直しんどいです。

一応本来自分に課してるノルマは、

・逆手で荷重懸垂50回(10×5セット)

・順手で手幅の広い懸垂(10×5セット)

・順手で肩幅くらいの懸垂(10×5セット)

にしています。んなもん数字だけ見て最初から毎日こなそうとしたらきついですよ。wwwww

なので、気分が乗らなかったり力が出そうにない時は、逆手でゴムチューブを足にかけて、まずゆっくり5 回だけ懸垂します。この5回ができればあとはなんとかなります。この5回で頭の筋トレスイッチを入れて、背中を暖められるので、結果的に音楽聞いたりしながらなんとなく達成できてしまうのです。

もし、本当に体調が悪くてできなかったとしても、最低自重で10回×5セットをやれば、筋量は維持できると考えているので、これだけを最低ラインにしています。

今のところ一度も挫折していません。たまに忙しくて完遂は出来なくても、最低限の「超低い目標」はちゃんとやってるもん。

 

なんか負け惜しみみたいですが、自分はこれだけはきちんと続けられている、というものを持つのは非常に大切です。仕事でどうしてもやる気が起きない時や、自分で決めたことが守れそうにない時は、変に自分を焚きつけて無理するより、根本的なやる気を失わないようにうまいこと自分を飼いならすのが重要です。

あえてハードルを下げて、それを楽々クリアする。行ける時だけとことんやる。無理な時は最低限のハードルだけ飛べばいい。これでも決めたことはきちんと継続できます。

何かの分野でトッププロになるわけじゃないので、毎日自分を極限まで追い込まなくていいんですよ。要領のいい人はそうやって自分を「温存」しているんです。

この考え方はキャバクラ時代の圧倒的ナンバーワンに教わりました。

「いつも全力で営業をかけて、いつも全力でお酒を飲んで、いつも全力で笑顔なんてあたしは無理。それは長期的にみたら要領悪い。調子が悪い日はなにか1個だけすごく頑張るけど、他は全部お休み。でもそうしていないように見せるのが他の人より上手いだけ。

ととても冷静に自分を分析しているのを聞いて、感心してしまいました。

みなさんも自分が楽しく、テンションを保てる目標やルール設定をしてみてください。

これからも皆さんにとって有益な情報をどんどん提供していきます。

応援よろしくお願いいたします!


発達障害ランキング

にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 発達障害へ
にほんブログ村


コメント

タイトルとURLをコピーしました