<第87回目>大人になってからも使える暗記法

<第87回目>大人になってからも使える暗記法

みなさまお疲れ様です。

突然ですが、いまから挙げる著名人に共通する点が何かわかりますか?

・ルートヴィヒ・ヴィトゲンシュタイン(オーストリアの哲学者。)

・スティーブン・スピルバーグ(言わずと知れた世界で最も有名な映画監督。)

・アルバート・アインシュタイン(相対性理論を生み出した超天才。)

・ジョン・フォン・ノイマン(現代コンピュータの基礎を作り、ゲーム理論を作った史上最高の頭脳ともいわれる。別名:火星人(異常なほどの計算スピードから地球人ではないのではと噂された)

 

 

おわかりでしょうか?

共通点は二つあります。

それは、①ユダヤ系であることと、②発達障害の当事者、もしくはそう推察される複数のエピソードを持った人物です。

だいぶいろんな人が本やYoutubeでユダヤ人のすごさを宣伝しているので、すでにご存知かもしれません。

今回はユダヤ人の特殊な教育法をご紹介したいと思います。

さわりの部分もありきたりな説明になってしまいスミマセンが、ユダヤ人は遠い昔に故郷を追われて以来、世界各地を転々とせざるを得なかった不遇の歴史があります。

一つの地に安住できることがほとんどなく、迫害され続けたため、固定資産を持ち運ぶことができませんでした。そこで、今まで生き延びるために蓄積した知恵を本としてまとめ、民族の中で共有することによって、知性で生き延びることにしました。

銀行、宝石商など言葉は悪いですが、価値を自分たちのさじ加減でコントロールできるものを商材に、持ち前のバイタリティでどんどん資産を築きあげていきました。もちろん限られた業種しかできないという背水の陣の気持ちが、富を築いたという面もあります。しかし、ユダヤ人の優秀さの根本は、教育にあります。

 

ユダヤ人の教育法は、超シンプルにして超ハードです。とにかく暗記、とにかく議論です。

ユダヤの家系に生まれたら必ず暗記させられるのが「タルムード」という本で、生活全般における指南書のようなものがあります。これ、どのくらい分量があるかわかりますか?

英語・ヘブライ語対訳版だと、百科事典の様な厚さの本で73巻、約5000ページ(!!)あります。

これを子供の頃からガチで暗記しようとするんだからすごいですよ。こんなん勝てるわけない(笑)

では、こんな無茶な分量をどうやって暗記しているのでしょうか?

これはやり方だけなら日本人でも真似できます。非常に簡単なので、参考動画を二つ載せますね。

 

2分15秒辺りから、子供たちが座学で勉強している風景が移ります。

非常に特徴的なのが、個々人で勝手に自分のペースで大声で朗読し、体を前後にグラグラと揺らす子もいます。

実はこの体をグラグラ揺らす行為は、勉強の時だけでなく、大人が嘆きの壁に向かって祈りをささげる時も同様の行動をとります。

この前後に揺れながら、大声で読み上げるのは、暗記にもっとも適した行動と言えます。

暗記はただ目で見るよりも、声に出し、体を動かしながら読むのが一番効率がいいのです。なぜか彼らはあまり筆記用具を使わないように見受けられますが、紙やインクを無駄遣いできなかった歴史や、知識を頭の中に残すことを最優先とする精神的土壌があるのかもしれません。何もかも略奪されても、生きてさえいれば頭の中に財産が残りますしね。

もしくは紙に書いて捨ててしまったら、大切な知識が流出してしまうと考えているのかもしれませんね。本を何よりも大切にする民族なので、見た限りでは直接書き込みもしないようです。

 

そして、ひたすら暗記して蓄えた知識はどうするかというと…

両親とのディベートの材料になります。 タルムードのどこそこに書いてあるこの言葉は、本当に正しいか?など、タルムードの中に書いてあることの正当性すら議論の対象とするようです。つまりなんでもありで、自分の意見を論理的に話すことが出来れば、それでいいのです。

また、親も子供から質問されたり、反対意見を出されることがあります。こういう時は逃げずに何回でも資料を開いて一緒に勉強するそうです。疑い深く、きちんと自分で考えて論理的に答えを出すユダヤらしい文化だと思います。記事の冒頭で取り上げた著名人の出身であることも頷けますね。

 

ちょっとユダヤのお話が長くなりましたが、この勉強法、ADHDの子に向いているのでは?といつも思います。

日本の小学校では国語の授業以外ほとんど音読をしませんし、やったとしても教師から形式的にやらされているだけなので、はっきりいって意味なんてありません。ましてや授業中に体をグラグラ揺らしてたらちゃんと座れと怒られるでしょう。

それだったら、家に帰った後本人の興味がありそうな教材を一緒に大声で音読したり、体を動かしながら歌ったりした方がよほど暗記できるのではないでしょうか?

 

僕のブログのおすすめ書籍の一番初めに紹介した、精神科医の和田秀樹先生が著された「受験は要領」にもありますが、勉強の最初の数歩は暗記です。超天才以外は、数学の楽しさが分かるのは公式を覚えてからですし、語学の楽しさが分かるのは文法・語法を暗記してからです。

<参考>おすすめ書籍:受験は要領

今の教育現場って、ほんと中途半端だと思うんですよ。変に外国にかぶれて個性を大事にとかいう割りには、いまだに数十人をひとまとめに一個の教室に押し込んで同じ勉強法を強制します。

今のまま外国の優秀な子供に追いつこうとモンテッソーリ教育とか早期語学教育とか、プログラミングなんてやっても意味ないと思います。子供の知的好奇心が追い付いていないのに、カリキュラムだけ先進国のふりをしてもダメですよ。

中途半端なことをするんだったら、逆にやり方は個人の自由でいいから、徹底的に詰め込み教育をしたほうがいいです。学ぶことの楽しさは一定の我慢の時期を乗り越えないとやってきません。

おそらくこれからも本質とずれた教育改革が進み、さらに先進国に置いて行かれることになるでしょう。今のうちに勉強の本質を掴める子供がたくさん出てきたらいいのですが・・・

 

これからも皆さんにとって有益な情報をどんどん提供していきます。

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