<第88回目>マニアックなサプリメントは必要か?

生理時の貧血に悩む女性 サプリメント

みなさまお疲れ様です。

このブログを読んでくださっている方の中には、僕と同じ発達障害の当事者の方もたくさんいらっしゃるかと思います。

発達障害専用の薬(コンサータ、ストラテラ、インチュニブなど)は飲んでいなくても、ADHDの方のためのサプリメント(DMAE、ホスファチジルセリンなど)を使っている方はいるかもしれません。

今回は発達障害のことではなく、「体力の回復」という観点から大切なサプリメントはどんなものか僕の考えを書いていきます。

 

結論から先にいうと、

単に健康の維持、体力の回復が目的ならば、マイナーなサプリメントは全く必要ないと考えています。

コエ〇ザイムQ10とか、D〇A、ローヤ〇ゼリーとかね。

なぜこれで健康にならないと思うかは理由は3つあります。

・実は科学的エビデンスに乏しい

・それらの栄養を全く摂らないような食生活をしている人間でも、健康な人がたくさんいる

・アレルギーのある人には問題のある物質も多いが、あまり表ざたになっていない

という点が挙げられます。

遺伝的なものも関係あるとは思いますが、世の中には三食牛丼とか、ほとんど外食みたいなとんでもない食生活で平気な人はかなりいます。

そういう人たちがなぜそこそこ健康を維持できているか?って誰も研究しないんでしょうか?

もしかしたら研究自体はされていても、発表すると誰かが困るのかもしれませんね。

 

前回も少し触れましたが、基本的には医療もサプリメントも、収益構造が無ければ成り立たない立派なビジネスです。

仮に今たった一つの錠剤ですべての体の不調が治り、精神疾患から抜け出せる薬ができたらどうなると思いますか?僕たち当事者にとっては最高の出来事ですが、医薬品業界は大変なことになります。

さすがにそこまでの薬は開発されてないと思いますが、それに近い状況が精神科の現場で起きているように思います。統合失調症、重度の自閉症スペクトラム、起立性調節障害など検査を行うことで明らかに分かるものもあれば、鬱、神経症、パニック障害、適応障害などたしかに症状はあるけども、どこで線引きしてその名前になっているのかあやふやなものも少なくありません。

現に複数の精神科にかかると、診断名が全く違うことは珍しくありません。どの診断名が正しいかは、どの治療によって良くなったかという結果論でしかありません。治れば結果オーライかもしれませんが、実際には治らず苦労している人は山ほどいます。薬の作用でボーっとして不安を少なくしたり、眠くしたりすることが、はたして根本的な答えなんでしょうか?僕は違うと思います。

結論としては、現段階で症状が分かりにくい精神疾患に決定打となるような薬はなく、自分で食生活を工夫するか、気持ちが前向きになるような運動を適度にするなどのライフハックが最善の対抗手段なのだと思います。

 

話が少しずれてしまいましたが、今までの話を踏まえて健康に必要なサプリメントがもしあるとしたらどんなものがいいか上げていきます。

たとえば、

塩分(高血圧の方はダメですが、低血圧の方には重要です。血圧を上げることで午前中のだるさを軽減します。)

亜鉛(たんぱく質を体の末端まで届ける働きがあるほか、体力の回復に寄与します。)

鉄分(特に女性なら分かると思いますが、血液の元なので摂らないと体調不良の大きな原因になります。)

などのメジャーで、明らかに健康維持に重要な役割を果たすものでありなおかつ、食生活によっては個人で摂取量が大きく違う栄養素です。

 

塩分と亜鉛は以前に少し触れましたので、今回は鉄分の紹介をします。

<参考>

<第73回目>発達障害と似た病気:起立性調節障害

 

血液中の赤血球には、体中の組織に酸素を送り込むヘモグロビンという物質があります。このヘモグロビンの材料が鉄分で、枯渇すると貧血になったり、強い体調不良に見舞われます。

貧血に悩む女性

鉄が不足すると起こる症状
・朝起きられない
・集中力が持続しない
・疲れやすく、倦怠感がある
・頭痛がする

…鬱と超似てませんか?

鉄分は非常に重要なミネラルでありながら、一人暮らしだと意識して摂らない人が多いです。苦手な人が多い食品に多く含まれているからかもしれませんね。たとえばレバー、ひじき、ほうれん草などが代表格ですが、一人暮らしで食べるのはちょっと難しいものが多いです。レバーは好き嫌いありますし、残り二つは自炊のできるお年寄りくらいしか意識的に食べないと思います。

 

また、多くの人は鉄の欠乏というとヘモグロビン値ばかり気にしてしまいますが、実はもう一つ見ないといけない値があり、それはフェリチン値というものです。フェリチン値が低いことによっておこる貧血を潜在性鉄欠乏症といいます。簡単な健康診断だとこの数値を見逃してしまうため、慢性的な体調不良があるにもかかわらず鉄不足だとわからないことがあります。

複数の学者さんが鬱やパニック障害による不安感、イライラ、気分の落ち込みは潜在性鉄欠乏症が原因ではないかと報告しており、注目に値すると思います。

 

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鉄分は摂る人はしっかり摂るし、摂らない人はとことん摂らないミネラルです。もしかしたらですが、こういった人によって摂取量に差のある物質こそが精神疾患と大きなかかわりがあるかもしれません。

僕の場合いろいろなことを同時並行してやったので、体調不良からの脱出にどれが一番寄与したか分からなくなってしまっているのが悩みです(;´・ω・)  試したことはすべてオープンにしていくので、ぜひ参考にしてみてください。

鉄のサプリは比較的安価ですので、食事でとれない方は積極的に試してみましょう。

 

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うーん、NOW社のは含有量が多くて安い! 

これからも皆さんにとって有益な情報をどんどん提供していきます。

応援よろしくお願いいたします!


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