疲れやすい人のやりがちな悪習慣

疲れやすい発達障害の当事者 発達障害

みなさまお疲れ様です。

今までいろんなサプリメントや薬、治療法を試してもまだ疲れやすさが全然改善されないという方はいますか?

鼻のアレルギーや慢性上咽頭炎はまず間違いなく対処したほうがよいですが、もしそれらを試してみてもダメな場合、何がいけないと思いますか?

今回は僕なりに見つけた、発達障害の方にありがちな疲れやすくなる悪習慣とそれを直す方法をご紹介します。

 

みなさまは以下に挙げる食べ物は好きですか?

・カレー、チェーン店の牛丼

・パスタ、うどん、ラーメン、そば等麺類

・蒸しパン

・スナック菓子

などなど。

これらを挙げると即座に「炭水化物や糖分だ!だから低血糖になって疲れやすくなるから食べたらダメ!」という方がいるんですが、それは結論が早すぎです。それでしたら、これらをよく食べる人がみんな体が弱いかというとそうでもありません。ラガーマンや高校野球の選手、力士なども炭水化物は山のように食べますが、恐ろしくタフですよね。

これは炭水化物だという指摘は確かにそうなんですが、もう一つ、非常に重要な共通点があります。

 

 

 

これらすべて、やわらかいんです。

 

「カレーは飲み物」なんていう言葉もありますが、上記の食べ物はすべてやわらかくて、のど越しのいい、ぐいぐい飲み込める食べ物です。

多分どこの家庭でも、一度はよく噛んで食べなさいと教わると思いますが、これって本当に実践している人は結構少なかったりします。僕も家が厳しかったのでしょっちゅう怒られましたが、親を信用していなかったので一切聞く耳を持ちませんでした。

発達障害の当事者が食べ物の取捨選択に強いこだわりをもつことは広く知られていますが、実はモノの食べ方そのものにも強く特徴が表れている場合があります。

特に自分の好物を食べる場合、ほとんど噛まず5口目くらいで飲み込んでしまう人がいます。ま、昔の僕なんですが(笑)

ココイチのカレーはご飯含めて飲み物のように少し噛んだらグイグイ飲み込んでしまうのです。

そして、案の定食べ終わるとぐったりして動けなくなるんです。

 

よく言われる説明の繰り返しにはなりますが、非常に重要なのでよく聞いてほしいです。

食べ物は外部から新たなエネルギーを獲得するために食べるわけですが、実は、食べ物を消化するのにも、非常に大きなエネルギーを使っています。

 

平常時よりも沢山の消化液を出すために、あちこちの内臓が働き、溶けた内容物を腸に送り込むために大きくぜん動します。

口でほとんど噛まずに飲み込んでしまうと、皿に並んだほぼそのままの状態の食物を胃で消化しなければなりません。

当然、胃はそれを負担に感じます。本来であればもっと早く腸に送り出したい内容物をしっかり溶かすために、いつもより余計に働かなければなりません。胃を沢山機能させるために、脳はより多くの血液を胃の周辺に集めようとします。

そうするとどうなるか?

脳に行くはずだった血液が持ってかれてしまうので、異常に眠くなってしまうのです。

 

もう一つ、噛まないことのデメリットは、栄養素の吸収効率の悪さです。

余りにも噛まない状態で食べ物をぶち込みすぎると、通常であれば吸収するはずの栄養が摂りきれません。無理やり押し出して排泄する方向にもっていってしまいます。

咀嚼をほとんどせずに飲み込む人は、きちんと噛む人に比べて体脂肪率が高い傾向にあることが分かっています。これは例えば、赤身肉を同じ量摂っていても、よく噛まなければ脂肪の方を先により多く吸収してしまうということではないでしょうか? 肉の繊維は硬いので、軽く噛むだけで出てくる脂肪の汁から先に吸収するのはもっともな話です。

 

ラグビーや高校野球の強豪校だと、ただとにかく量を食べろと言われるのではなく、しっかり噛んで食べろと言われます。だからこそ「食べるのが一番しんどい」という球児がいるのかもしれませんが(;^ω^)

 

僕が言いたいのは、炭水化物を食べるなということではありません。

これは以前の記事にも書きましたが、炭水化物断ちや糖質制限を継続して行うのは、現実的ではありません。

<参考><第8回目>発達障害とアレルギー:僕が糖質制限をしない理由

グルテンフリーの食材は凄く高いし、扱っている大きなスーパーもそんなあちこちありません。

何より、発達障害の当事者の方でものすごく裕福な人はいないと考えています。安価で誰でも実践しやすく、効果のあることを紹介したいという僕のブログの本旨にも違いますので糖質制限は勧めません。

 

もし、冒頭にあげた食べ物を食べるならとにかくよく噛むしかありませんが、いつも飲み込んでいるのにいきなりしっかり噛むのは厳しいでしょう。

そこでお勧めしたいのが、小腹が空いたときの「食トレ」です。

 

なんでもいいのですが、自分の好きな食べ物でいいので、なるべく噛むのに時間がかかるものを少しずつ食べましょう。

僕が良く使うのは、フランスパンです。ガーリックバターが効いてるカッチカチのでかいやつを、ひたすら噛んでゆっくり食べます。プレーンのベーグルなども非常にいいと思います。

 

あまりお勧めしないのは、せんべいなどの「硬いっちゃ硬いけど、細かく割れさえすればすぐ飲み込めてしまう」ものです。一生懸命量を食べても口の中がズタズタになってしまいます。

 

食トレを特に試してほしい時間帯は、仕事終わりのタイミングです。

仕事が終わって帰ってくると、何もする気がせずご飯食べてそのまま寝てしまうという方、多いと思います。

そういう時、ご飯ちゃんと噛んでますか?

もしくは、甘くてやわらかいお菓子系の食べ物をとりあえず口に入れたりしてませんか?

 

もしまだ家事が残っているなら、固いパンを少しずつ食べながらやるといいでしょう。

咀嚼によって満腹中枢が適度に刺激され、空腹感は和らぎますが、大量に一気食いしていないので強烈な眠気をかなり抑え込めるはずです。

すべて家事が終わって、本当に楽になったら、パスタでもカレーでも、しっかり食ったらいいのです。その時は無理にくちゃくちゃ噛まずに、自分のペースで楽しめばいいと思いますよ。

フランスパントレーニングしていれば、そのうち通常の食事でもある程度咀嚼回数は自然に増えていきます。

 

これ、かなり体調よくなるのでマジでやったほうがいいですよ。便通も良くなるし、気分も上がりやすくなります。

 

これからも皆さんにとって有益な情報をどんどん提供していきます。

応援よろしくお願いいたします!


発達障害ランキング

にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 発達障害へ
にほんブログ村


コメント

タイトルとURLをコピーしました