発達障害当事者の貯金法

発達障害当事者の貯金箱 教育

みなさまお疲れ様です。

発達障害の中でも、特にADHDの方は金銭管理が苦手な方が多いように思います。

僕も銀行を辞めて本当にお金に困るまで、給料とボーナスをほとんどを遊びに使ってしまっていました。恥ずかしい話なのであまりいいたくはないですが、夜の店で一日に何十万とか使ったこともあります。

きちんと常識のある人からしたらタダの言い訳に過ぎないのですが、当時はパワハラによる暴力に毎日さらされ、ストレスから逃避するために何かにすがらざるを得なかったのです。

僕は性格的にギャンブルは全く向いてないと思っていたので、パチンコなどの賭け事には一切お金を使わなかったのですが、学生時代からひたすら勉強ばかりしていたために、刺激の強い夜の世界に魅入られてしまいました。

無駄遣いって、頭で論理的に考えても中々治りません。

また他人から「細かいお金(外食、喫茶店のコーヒー代、缶ジュース代etc…)を節約しろ」

とかいろいろなアドバイスをされて実践してみても、上手くいくことは少ないのではないでしょうか?

なんでか分かりますか?

なんとなく喫茶店に入ろうとか、缶ジュースを飲もうっていう気持ちは一瞬の衝動です。もちろん、風俗やキャバクラなどは衝動の最たるものです。

ADHDは注意欠陥多動性障害の名の通り、頻繁に注意がそれてしまったり、衝動のコントロールが苦手な障害です。つまり、工夫なく「ただ我慢する」ような節約法は、全く不向きなのです。

当事者の方はあるあるだと思いますが、お財布の中にお金を入れたまま何か衝動的に欲しくなったものを我慢するの、難しくないですか?

風俗にハマって、財布の中に2万円くらいあったらヘルスとかでつかっちゃう人いるでしょう?それを使ったら生活費のためにまたお金を下ろさないといけないのに。

 

なので、今日は貯金のコツを一つ。

まず給料日は喜んでいきなり何かを買ったりせず、仕事が終わったらすぐに貯金用の口座に自分の可能な範囲でお金を入金してしまいます。いくらくらい入れるかはその人によりますが、無理過ぎる金額は意味ないです。結局足りなくなって下ろしてしまうので、できる額から始めましょう。

例えば、一人暮らしで手取りが20万円くらいだとしたら、10万円も貯金口座にぶち込んでしまったらさすがに苦しいと思います。家賃光熱費と携帯代だけでゼロになってしまうのでほぼ無理ですよね。よほど節約の上級者でなければ不可能です。

自分が可能な範囲、例えば1万円とか2万円くらいならいけるのではないでしょうか。

無理のない範囲であればそれに合わせて自分の生活水準を自然に下げることができるようになります。

一年、二年と続けていけば仕事が急にダメになってもなんとか生きていくことは出来ますし、資格の取得などもできますよね。

以前も別の記事で取り上げましたが、ADHDの方は金銭管理に一工夫をしないとただ我慢するのは難しいです。

<参考><第59回目>ADHDの方の金銭管理

以前は必要な額を小分けにして封筒で管理するやり方をご紹介しましたが、今回はより簡単なやり方をご紹介しました。

発達障害の当事者の方の抱える不安のうち、もっとも大きなものが金銭的な不安ですよね。正直お金に困らなければ人間関係が希薄でも耐えられる僕たちにとっては、もしかしたら一番重要な課題かもしれません。

社会はまだまだ発達障害を暖かく受け入れられる状況ではないですよね。残念ながらそれは仕方のないことです。いまは定型発達の人でも生きていくのに必死なので、僕たちも自助努力を求められています。

酷な世界ではありますが、同じことに苦しんでいる人の役に立てたらうれしいです。寿命まで楽しく生きられるように頑張りましょう!

これからも皆さんにとって有益な情報をどんどん提供していきます。

応援よろしくお願いいたします!


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