<第22回目>自己肯定感の補完

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みなさまお疲れ様です。

今日は発達障害当事者のほとんどの方が処理できないまま抱えている、「自己肯定感」の欠如についてです。自己肯定感とは、「自分は自分のまま、ありのままでいい」という感覚なのですが・・・

僕たち発達障害で長年親やクラスメイト、同僚などから迫害されてきた人たちは、ほぼ全員といっていいくらいコレが頭の中に存在しません(-_-;)

元からないというより、遠い昔になくしてきたんですね。発達障害を持つ子供は、僕自身振り返ってみてもたしかに育てにくい子供だったかもしれません。

ただ、変わった子供なりにきちんと周りのことを観察していて、一生懸命評価されようと必死なんですよね。現実には親の言うことに対して、期待に応えたくてもその能力がないことをありとあらゆる場面で痛感させられて、周囲から死ぬほど怒られ、

どうせ自分なんてとなってしまうんです。

この思考回路を何回もたどる経験が、何か物事に挑戦するときに少し高い壁にぶつかると、すぐ諦めてしまう原因になっています。

こればかりは、新しい思考回路を自分なりに開発して対処していくほかありません。サプリメントをどれだけガバガバ飲んで一時的にテンションを上げても、思考回路そのものを変えていかないと、ただの依存症になってしまいます。

では、具体的にどうやっていったらいいのかを順を追って説明します。あくまでも僕の場合ですが、もしよかったら参考にしてください。

このやり方の基本は過去の自分の記憶を呼び起こすので、今現在体調がすぐれない方や、鬱がひどくて精神的に余裕が全くない方は控えたほうがいいでしょう。天気が良くて時間があるときでかまいません。(なんかスピリチュアルぽい導入ですが、僕は精神世界系は完全否定派です。)

①まず、自分の部屋など落ち着く場所に行きましょう。

②つい最近一番イライラしたことや、傷ついたことを思い出してください。

③しばらく思い出していると、全然関係ないさらに過去のことを思い出しませんか?

人によって差はあると思いますが、大体小学校とか、幼稚園時代に親から拒絶されたり、虐待を受けたり、過干渉を受けて自分の意思をつぶされた記憶に行きつくのではないでしょうか?この時の「自分は最も身近な人間にすら受け入れてもらえないんだ」という原初の記憶が、自己否定や反芻思考を発生させる思考回路の原点です。

では、ここからが大事です。

④小さいころの傷ついたあなたがもし目の前にいたとして、今のあなたならなんて言ってあげますか?

しっかり想像してください。

そのときあなた自身がかけてあげることばが、今現在のあなたに最も必要な言葉です。

メンタルヘルス系の本や自己啓発系の本をたくさん読んでもいまいち持続性がないのは、自分の言葉じゃないからです。似たような耳障りのいいことはたくさん本に書いてありますが、結局、自分自身が苦しんで絞り出した声しか、過去の小さな自分を癒してやれないのです。

すでに自己肯定感がかなり低くなっている状態では、どんなにあなたを心配している人でも、他人の言葉では納得できないんですよね。あなたひとりしか、過去の自分の苦しさを本当にわかってあげられる人はいないんです。

過去の自分がわんわん泣いているところに、今のあなたなら何て言ってあげますか?それがなんであっても他人が否定する資格はありません。

あなた自身の言葉で慰めてあげましょう。

 

⑤そして、過去の小さな自分が本当はどうしたかったのか聞いてみてください。

そしてそれを少しずつ実行してみたらいいですよ。

たとえば、僕でしたら中学受験のために好きだった習い事(中国拳法)をやめなければならなかったことや、本当は受験なんかせずステージで輝くスター歌手にになりたかったこと(小学生なんだし子供じみてて当然です)などが過去の僕が言っていたことです。

なので、いい歳こいていまごろストリートダンスやったりしています(笑)。咽頭炎の治療が進んで声も出やすくなったので、ボーカルスクールも行こうかと考えています。もちろん、今から歌の練習したって実際にテレビに出るような大スターにはなれないでしょう。

それはまた別の問題です。

そこが問題ではなくて、自分の小さいころ本当にやりたいこと、欲しいものはなんだったのかを、少しずつ今の自分が叶えてあげればいいんです。そして、自分の好きでやっていることが上達したときは、必ずうれしいはずです。

嫌々やらされていることで褒められても大してうれしくないですよね。経理仕事で褒められたって、会社を辞めれば意味なくなります。営業成績で褒められたって、来月になれば最初からやり直しです。

そうではなく、過去の自分が誰にも理解してもらえなかったことを、今の自分が思い切り受け止める練習を繰り返せばいいんです。そうしているうちに、だんだん過去の小さな自分が笑顔を取り戻していることに気が付きますよ。

頭の中だけで一生懸命過去と決別しようとしても、実際に自分で動いてみないと前に進まないことがほとんどです。精神科に行く以外でも、やれることはあるのです。

このやり方が万能かどうかは正直わかりません。

ただ、反芻思考が止められない方や、いつまでも過去の怒りにとらわれてしまう方は何度かあきらめず試してみてください。思考回路そのものを変えていくのは非常に根気がいるものです。

しかし、人生を前向きに生きるにはどこかでやらなきゃいけないことです。

苦しいですが、過去の自分とガチで向き合ってみましょう。

客観的にはどんな子供じみた要求でも、ほかでもない過去のあなたが真剣に発した言葉です。いまなら叶えられることがあるはずです。

やってみましょう。

これからも皆さんにとって有益な情報をどんどん提供していきます。

応援よろしくお願いいたします!


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